モアレ現象を用いたアート作品の創造
こんにちは!今回は、2017年に東京デザインウィークに出展した際の思い出をシェアしたいと思います。当時、私は学部生としてこのイベントに参加しました。その大会のテーマは「インタラクティブ」。アート作品が単に鑑賞されるだけでなく、来場者に行動を促すというものでした。
私たちは、このテーマに基づいて「モアレ現象」という視覚的な効果を用いたアート作品を制作しました。
モアレ現象とは?
モアレ現象は、重ねたパターンが干渉し合って新しいパターンや動きを生み出す現象です。この効果を利用することで、鑑賞者にめまいを感じさせることができる作品を目指しました。視覚の不思議さを楽しむ体験を提供することが、この作品の狙いでした。
制作のプロセス
特に興味深いのは、モアレ現象を実現するために使った素材です。私たちは、シンプルな網戸2枚を重ね合わせることでこの現象を生み出しました。このアイデアは、低コストでありながら、視覚的に強いインパクトを与えることができるものでした。シンプルな素材の組み合わせで、驚きのアート体験を提供できることに大きな魅力を感じました。
来場者の反応
展示中、多くの来場者が私たちの作品に興味を持ち、近づいてくれました。モアレ現象が生み出す視覚的な動きは、観る人々に思わず身体を動かさせるような不思議な感覚を引き起こしました。特に、作品に近づくときの緊張感や、目の前で繰り広げられるパターンの変化は、多くの人々にとって新鮮で刺激的な体験となったようです。
最後に
このプロジェクトは、インタラクティブなアートの可能性を広げる貴重な機会でした。モアレ現象を使った作品が、鑑賞者に新しい体験を提供できたことを嬉しく思います。このようなアイデアが、今後のアートやデザインにどのように影響を与えるのか、私自身も非常に楽しみにしています。
アートの力で人々の行動を促し、新たな体験を生み出すことの面白さを、これからも追求していきたいと思います。
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